伊澤利光が「日本プロ日清カップ」でツアーに復帰することとなりました。
なんと3年7ヶ月ぶりの復帰なんだそうですが、現在の年齢は48歳。
もうすぐシニアになろうという年齢でツアーに復帰することとなった伊澤利光は、なぜこれまでツアーから離れていたのでしょうか?
伊澤利光ツアー復帰
伊澤利光とは?
伊澤利光は、2度の賞金王に輝いた正真正銘のトッププロ。
当時の獲得賞金額はあのジャンボ尾崎を上回るツアー最高額で、昨年女子プロゴルフのイ・ボミに破られるまで記録を保持していました。
そんな伊澤利光の代名詞は、キングオブスイングと呼ばれるほどの流れるような美しいスイング。
実は、伊澤利光のスイングは個人的に大きな影響があるんです(勝手な思い込みw)。
当時スイングに悩んでいた私は、伊澤利光のスイングの大きく魅了されました。
彼のようによどみなく流れるようなスイングに変えたい!変えたい!
と練習場でマネをしてみました。
すると・・・自分のスイングは見るも無残に崩れてしまい、ドライバーは右へ左へ、アイアンはトップだダフリだシャンクだ。もうぼろぼろでしたw
当時の彼は、筋骨隆々のたくましい体つきでしたが、それでいて柔軟性がある。
そんな鍛え上げた身体と練習量で作ったスイングを真似しようなんて虫が良すぎたようですw
しかしそんな伊澤プロも2012年を境にツアーから離れ、東京と九州でレッスン教室を開きレッスンプロとしての生活を送り始めました。
なぜキングオブスイングと呼ばれるほどのトッププロがツアーから離れたのでしょうか?
クラブの変化と勝てない姿
ツアーを離れた理由としては、やはり年々優勝するのが厳しくなり、勝てる位置にいられなくなったことがあるようです。
やはり賞金王になったような男は、勝てなくなる自分に対して葛藤があったんでしょう。
それともう一つの要因は、年々進化するクラブの変化についていけなくなったらしい。
その辺りはこちらの記事に載っています。
300(CC)まではよかったけど、460(CC)は対処できなかった
http://www.nikkansports.com/sports/golf/column/pitchmark/news/f-cl-tp0-20141102-1391114.html
今の若い人はご存知無いかもしれませんが、40代後半の人達が最初にゴルフを始めた頃のドライバーは「パーシモン」。
プロゴルファー猿が使っていたような木のクラブです。
それがメタルウッドになり、チタンになり、ヘッドはどんどん大きくなっていった。
小さいヘッドでどれだけキレイにミートするかが問われた時代のゴルファーには、なかなか受け入れられなかったようです。
とはいえ、あれだけのゴルファーですから真剣に取り組めばこなせたんでしょうが、ある時点で心が折れてしまったのかもしれません。
そんな時間を経てようやくツアーに戻ってきたキングオブスイング。
ちょっとふっくらしたようですが、また以前のようなキレの有るショットをファンのみんなに見せて欲しいですね。