出だしからパー、パー、ボギー。
おっ!今日は良いスコア出そうだぞ・・と思った矢先に8とか10とかビッグイニングを叩き、そこから大きく崩れてしまうことは初心者の場合よくある話。
そんなビッグイニングの原因となるのは、大抵OBか池か、そして最大の難関バンカーです。
今日はそんな初心者が大の苦手なバンカーショットの勘違いをお伝えしてみます。
バンカーショットの勘違い
100切りの大きな障壁がバンカーショット。
誰しもバンカーからカップに寄らなくていいから、せめて一発で脱出したいと思うもの。
だけど時には砂を大きく取り過ぎてアゴを超えずにコロコロ戻ってきたり、その次のショットはボールにクリーンに当たってしまい大ホームラン。時にはグリーンオーバーしてOBエリアまで飛んでいってしまうことすらあるでしょう。
バンカーって1ラウンド回っていれば、2回や3回は入るものです。それなのにバンカーで毎回3打、4打と打っていたんじゃスコアはなかなかまとまりません。
そんなバンカーが苦手な初心者は、バンカーショットに対して大きな勘違いをしています。
バンカーが苦手という人は必ず思い当たるはずなので、今から紹介してみましょう。
1,フェースを開かない
バンカーショットは、まずフェースを開いて構えるという人が多く、それを鵜呑みにしている人も多いでしょう。
ですが、フェースを開いて砂をドカンと爆発させてフワリと寄せる。それはプロにしか出来ない高等技術と思ったほうが良いでしょう。
そもそもバンカーから脱出する時、みなさんは何のクラブをチョイスしますか?
そうサンドウエッジを持つはずです。
サンドウエッジってバウンスと呼ばれる出っ張りが着いていますよね。このバウンスがあるから、クラブのエッジが砂に刺さり過ぎずにバンカーから楽にボールが出るんです。
そのバウンスを効果的に利用するためにプロはフェースを開きます。ですが、最近のサンドウエッジは(もちろんモノによりますが)、普通に構えればバンスが先に触れるようになっているはずです。
だからフェースなんて開かなくていいんです。アマチュアでバンカーが上手な人はだいたいフェースを開いてません。
大体フェースなんてベローンと開いたら当たる気しないし、どこ飛んで行くかわからないですからね。
なのでフェースを開かず、真っ直ぐ構えましょう。
2、オープンスタンスにしない
フェースを開かないという事は、オープンスタンスにする必要もありません。
バンカーショットはオープンスタンスに構えて、スタンスなりに振り抜くという人がいますが、それってすごく特殊な振り方です。
スタンスはオープンで、肩のラインはピンに向ける。その構えで思い切りスタンス方向に振り抜く。これもかなり高等技術。
普段のショットはスタンスと肩をピンに向け真っ直ぐ振っているのにバンカーだけ特殊な構えをしたってそう簡単に当たるもんじゃない。
普通に真っ直ぐ構えてクラブを信じて普通に振れば出るんです。
3、下半身を使わない
一昔前、バンカーショットの名手と呼ばれたセベ・バレステロスという選手がいました。
セベ・バレステロスはバンカーショットを打つ時は、膝を外に向けガニ股にして下半身をロックして、下半身を使わないようにして打っていました。
確かにバンカーショットって下半身をロックして、状態をぶらさないように打ったほうが安定感が出るかもしれない。
でもね、これも初心者が陥りやすい罠。これもオープンスタンス同様、バンカーだけ特別な打ち方・構え方をするからまともに当たらないんです。
バンカーショットでも、普通のアプローチのように下半身を使って、キッチリとリズムを作りながら振ったほうが確実に出ますし、カップに寄ることすらあるでしょう。
結論
結論から言えば、バンカーショットを特別なショットと思わないこと。
スパイクをちょっと砂に埋めといて、普通に構えて普通に振れば普通にダフルはずです。
ダフルということは砂を取ることが出来る。なので普通にバンカーから出るんです。
もしそれでもバンカーが苦手という人は、ご自身のサンドウエッジを見直して見て下さい。
これが私のバンカー用ロブウェッジ。マーク金井プロデュースのマジックマリガンウェッジです。
これなら簡単。普通に構えて打てば誰でも出ます。
LYNX リンクス SS Magic Mulligan SS マジックマリガンウェッジ オリジナルカーボンシャフト
もし出ないなら道具に頼る。アマチュアは練習量が少ないんだから、極力楽なクラブを使うべきだからね。