ゴルフのスコアメークで最も大事なのはショートゲーム。
パットとアプローチさえ良くなればスコアは平気で20とか下手すりゃ30くらい変わってくる。
でわどうすればアプローチのトップやザックリを無くすことが出来るのだろうか?
アプローチのトップやザックリを無くしたい
筆者もアプローチには相当苦労した。
ザックリが止まらず、ドライバーとアイアンでグリーンの側まで寄せていながら、そこから4つ5つ叩くような時もあった。
だがアプローチの恐怖感が無くなることによりスコアは劇的に良くなっていった。
どうすればアプローチのトップやザックリを減らすことが出来るか?体験談を踏まえて解説していきます。
カッコつけない
まずここは原点。アプローチで最も大事なことはカップに寄せること。いや100切りを目指すゴルファーであればもっと謙虚に、グリーンに乗せること。
ここから考えたほうが良い。
58度のウエッジで寄せたいとか、ランニングアプローチで7番アイアンを使ったり、クリークを使ったり、とかそんな事はアプローチが上手く出来るようになってからの話。
まずグリーンに乗せることを重視するならば、とにかくパターを使う事。
バンカー越えとか、深いラフがあるとか、そんな状況じゃない限りまずはアプローチの原点はパターです。
ツアー5勝の実績を持つ女子プロゴルファーの服部真夕さんは、実は極度のアプローチイップスにかかってしまったそうなんです。
他の女子プロのようにグリーン脇からのウェッジでのアプローチが出来なくなり、一時はツアーからの撤退すら考えるほどの重賞だったんだとか。
だが、そんな服部真夕さんは、原点に変えることでツアープロとしての生きる道を見つける事ができた。
それがパターでのアプローチ。
アプローチイップスにかかってしまった服部真夕さんは、とにかく結果寄ればいい。カッコなんてどうでもいい。と開きなおり、グリーンサイドからのアプローチはよほどのことが無い限りパターで打つことに決めたんんだそうです。
それにより吹っ切ることが出来、現在でもシード選手として立派に活躍することが出来ている。
アプローチの原点は転がし。転がしで一番簡単なのはパター。ザックリとかトップとか言う前にまずはパターで打てるか?そこからアプローチを始めてみましょう。
パター風アプローチ
さすたにパターじゃ厳しいよなぁ。ラフでボールの勢いが食われそう、ちょっとだけ上げてから転がしたい。
カップまで20ヤード程度のアプローチでパターはちと厳しい。そう思える場面ではこのアプローチを練習しよう。
ブラッシングアプローチです。
ゴールドワンゴルフスクールでは、芝をブラッシングするように打つということでブラッシングアプローチと呼んでいるそうですが、このアプローチを練習しましょう。
ウェッジとかショートアイアンをパターのように構えて打つランニングアプローチなんですが、これならザックリをするリスクは大幅に軽減されます。
やり方としてはクラブのヒールを上げ、トゥ側だけつけて後はパターのように構えてストロークするだけ。
これで目の前のラフをポンとすり抜けグリーンに転がりスーッと寄ってくれるのでかなり重宝します。てか今でもしょっちゅうこのアプローチで寄せてます。
ただ難点としては、クラブに寄って転がる距離が違ってくるということ。
この動画では7番アイアンを使っていますが、当然9番を使うケース、ピッチングを使うケース、ウェッジを使うケースで転がる距離が違ってくる。
アマチュアのセルフプレーの場合、アプローチの度にクラブをいろいろ選べないのがキツイ。
なのでせめて2本くらいで距離感を磨いとくと良いでしょう。
筆者の場合、ピッチングウェッジと52度でブラッシングアプローチを使い分けています。
30ヤード程度のアプローチ
いやグリーン側からのアプローチは分かったから30~50ヤード程度のアプローチはどうすればいいんだよ?
という人はこちらの動画を見てみよう。
ゴルフを科学的に分析する日本のデシャンボー、佐久間肇氏のアプローチテクニック。
Youtubeに公式っぽい佐久間先生の動画が見当たらなかったのでw、ゴルフネットワークの動画を貼っときます。
佐久間先生は独自の科学的アプローチをゴルフに有用し、Sメソッドという理論を発表していますが、その中でもアプローチ理論に関しては特に秀逸です。
筆者の知人がSメソッドを受講してきたようですが、目からウロコだったのがアプローチ。
佐久間氏のアプローチ理論はとにかくシンプル。
ザックリ、ダフリが出る原因は、縦軸にブレがあること。
頭が上がればトップ、逆に下げればザックリ、こんなこと科学とかなんとか言う前に当たり前。
なので極力上下動の出ないアプローチ方法をSメソッドで教えてくれます。
佐久間氏の理論では、左足体重で右足は極力ピンと伸ばす。その右足を軸として振り子のように回す。コレにより上下動がなくなりザックリ、トップという致命的なミスが軽減できるという理論です。
アプローチに悩んでいる人は、まずこのシンプルな理論を体験してみましょう。
クラブを短く持つ
アプローチ上達するにはどうすればいい?とたまに聞かれるんですが、何よりもクラブを短く持つことだよ。といつも判で押したように伝えている。
習字を書く時に、メインの字ではなく、自分の名前を細い筆で長く持って各人はいないはず。
細かい小さな字を書くときほど、短く持ってミスが出ないようにするはず。
アプローチが苦手な人は、短い距離なのにクラブを長く持ち過ぎ!
アプローチなんてグリップどころかシャフトを持つくらい短く持っていい。
だって手で投げるのが一番寄るはずなんだから、短く持つのは当たり前。
とにかくクラブを必要以上に短く持ってみましょう。メッチャアプローチが簡単になりますので。
クラブを替える
それでもダメだ!アプローチは全く上手くならねぇ!って人は最終手段クラブを新調しちゃいましょw
あまりにもザックリが止まらない筆者は、マーク金井プロデュースのマジックマリガンウェッジに全てを託しちゃいましたw
最初に言ったけどアプローチが苦手なら、カッコつけちゃいけない。大事なのは結果。
寄れば良いのさ。
マジックマリガンウェッジは、幅広ソールでちょっとくらいダフってもちゃんと飛んでくれる。
でも本気でダフればザックリする。どんなクラブ使ってもコレばかりは仕方ない。
でも最終兵器としてチッパーという武器もある。
筆者の知人は、50代のオッサンだが特に恥ずかしがることもなくチッパーを駆使し、常に80台で回ってくる。
何度も言うが大事なのは結果。アプローチが苦手だとスコアは縮まらない。なりふり構わずカップに寄せる。それがスコアアップの最短ルートになるはずだ。